単行本、新書、文庫を販売中。硬いなかにも、柔らかさが、、、
ブック・ダイバーのアマゾン支店は
コチラです
いま世界の中心は
「原理主義 ファンダメンタリズム」(松本健一)にしっかりと捉えられているようです。中東からヨーロッパに押し寄せる難民。ドイツがホクホクして待ち構えていましたが、そうは問屋がおろしません。
「奴隷以下」(凱風社)は<ドイツ企業の戦後責任>を扱っていますが、ユダヤ人問題はシリア人問題にすり変わらないのか、心配です。VWはどうしているのかナ?
と思ったら
「思想の首領たち」(グリュックスマン 中央公論社)の帯には「マルクス主義は<収容所(グラ―グ)>の思想である」とあり、いまだマルクス主義のしっぽを引きずっているぼくはギョッとするのです。その源泉がドイツ観念論だというのだから、ますますたまりません。
となれば、とりあえずドイツを遠く離れてキューバはどうだ。「少年フィデル」(トランスワールドジャパン)なんかは、彼が規律を守る優等生であると同時に、自由奔放の精神を持っていたことが分かる。キューバとオバマの交流は面白いのではないか。
つまり、もしかしたら
「アナキズムの哲学」(法政大学出版局)や
「アナキズムⅠ(思想篇)」(紀伊國屋書店)なんかも案外、今日有効なのかもしれない。しかし幻想もほどほどに。
こういうことを書くと、下世話な世界では
「現代親分論」(現代書館)も参考になるかも。同じ狩野健治の
「実録・人生劇場」(双葉社)なんていうのも、どうだ。
……もっと柔らかい本もいろいろ。
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